アズレンクソ解説ブログ

株式会社Yostarから配信中のスマートフォン向けゲーム、アズールレーンのクソ解説をします。

モナーク

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クソ解説

WoWsのコラボ企画として実装されたエンドコンテンツ、開発ドックにて入手可能なロイヤル所属の戦艦。ロイヤルには優秀な戦艦が多く、計画艦の中でも一、二を争うほど開発のための経験値を稼ぎやすい艦である。ただし、開発が完了しても今度は強化ユニット集めを強要される。気長に進めよう。

モナークという名の通り、尊大なセリフや態度が目立つ一方、同一人物かと見紛うほどネガティブな発言も飛び出る。誰が呼んだか情緒不安定戦艦である。不安定なのは特殊弾幕だけで十分なんだよなあ。しかもこれで担当声優が沢城みゆき。公式イベントにて発表があったが、会場は大きくざわめいた。当然である。

軍服に身を包み、サーベルを模した杖を掲げている。が、訓練された指揮官はそんなところよりまず先に太腿に目がいくだろう。誰が呼んだか太腿戦艦である。また、計画艦6隻の中で唯一着せ替えが実装されている。白いパーティードレスに身を包んだ英国淑女然としたその佇まいは、ゲーム内はもちろんロード画面でも拝むことができる。

※追記:2018年12月末にて出雲と伊吹の着せ替えも実装された。

性能解説

性能

ステータス

ただただ強い戦艦である。書いてあることがどれも強い。エンドコンテンツの名は伊達ではなく、攻撃力生存力ともにトップクラスの性能を誇る。頭おかしい(褒めてる)スキルを二つ携えており、これらがモナークを最優の戦艦たらしめている。

数字のみを見れば、耐久と回避はSSR中位、対空もユニオンの戦艦を除けば中位と標準的。ただし、対空火器の補正値は110%と他の戦艦より一回り高い。むしろ問題は火力と装填である。火力値の方はSSRの中でもトップクラス、同じく計画艦である出雲を除けば上には二隻のみとなる。生存力が(スキルを除けば)並み程度なので、まあ確かにこのくらいは欲張ってもいいのかもしれない。

ただし装填テメーはダメだ。全戦艦・巡洋戦艦中二位という足の速さを誇る。しかも一位がジャン・バールであり、専用砲を持たせると実質的な攻撃速度では一位に躍り出る。なんとあの三笠よりも速いのである。

このスペックに加え、主砲や副砲の補正値が他のSSR艦より更に一回り高いので、その実効火力は言うまでもない。

スキル
  • 帝王の威圧

頭おかしいスキルその一。主砲発射時、70%の確率で自身の正面に、高密度の徹甲弾をばら撒く特殊弾幕を発動する。しかも命中した艦船の速度を6秒間40%減少させるオマケ付き。演習だとちょうど正面の相手主力に叩きつけるようなエフェクトになっており、フッドの特殊弾幕と似ている部分がある。ただしあちらは通常弾でこちらは徹甲弾なので中装甲以上へのダメージ期待値はこちらが遥かに上回る。エフェクトの見た目とは裏腹に、割と攻撃判定は狭いので海域だと注意が必要。減速効果は、姉妹艦(になる予定だった)デューク・オブ・ヨークのものに近い。ただしこちらの方が当てやすい。と、このように代表的なロイヤル主力のスキルを良いとこ取りした性能を有する。

  • 力戦奮闘

頭おかしいスキルその二。自身の耐久が1%減る毎に自身の装填を1上昇する自己バフが一つ目の効果。最大値からの減少量が適用されるため、海域などの連戦で最初から耐久が減っている状態で戦闘を開始すると、その分装填バフの効果を受けられる。耐久が50%も減っていれば装填+50である。本当に頭おかしい。元々装填値が実質的に一位であるにもかかわらずである。また、戦闘中、途中で耐久が回復しても装填の上昇量が変わることはない。

耐久が20%以下になった時に一度の戦闘で一回だけ発動し、8秒の間2秒毎に自身の耐久を3%、合計12%回復するというのが二つ目の効果。回復スキルの優先順位は、ヴェスタル、雪風モナークである。じわじわ回復するので、フッドやモナークの特殊弾幕だとか魚雷といった大ダメージの前では無力。どちらかと言えば海域向けの効果だが、装填バフのおまけと考えても破格の性能となっている。

  • 対セイレーン特攻改修Ⅲ

計画艦お馴染みの、対セイレーン特攻のスキル。与ダメージが15%上昇する。

運用

特殊弾幕の性質上、海域では旗艦推奨。演習では真っ先に倒したい主力の正面に置いてやるとよい。副砲モーション最速勢なので、自爆ボートの処理も余裕。自己回復スキルも計12%と決して低くない数字であるため、海域での連戦への適性は相当高い。また、足の速さと特殊弾幕の超火力も相まって、主力をモナーク一隻にしても十分クリアできるほど。というか計画艦は燃費がよろしくないので6隻編成しようものなら異常な速度で燃料が溶けていくことになる。高難度海域は中装甲重巡、重装甲戦艦が複数出現するため、特殊弾幕徹甲弾がよく刺さる。お供によく出てくる駆逐艦は軽装甲であるが、弾幕の威力自体が高いので補正値を気にせずみんなまとめて吹き飛ばしてしまう。ただし12章は注意が必要。

装備

主砲
  • 381mm連装砲改T0

装填重視の榴弾砲。実用的な火力を搭載できる主砲の中では一番攻撃速度が速い。以前はコアショップで交換できたが、現在は研究しか入手経路が存在しないのが難点。特殊弾幕の発動率が高い方なので、基本的にはこれを載せてひたすら主砲を回す運用になる。

  • 410mm連装砲T3

381mm連装砲改T0と比べてDPSが少し上がり、代わりに攻速がやや下がっている。炎上ダメージもこちらが上。

  • 380mmSKC連装砲T3

リロードの速い徹甲弾。軽装甲へのダメージが伸びないので汎用性が低く、使用頻度は高くない。大型イベントのEX海域で採用されやすい。


基本的には主砲トリガーの弾幕を考慮して上記の攻速が速い主砲を持たせることが多いのだが、特殊な状況下では、あえて別の主砲を持たせる場合もある。

  • 406mm三連装砲MK6T3

説明不要の戦艦主砲。特殊弾幕を信じないのであればこれ。

  • 試製381mm三連装砲T0

研究で入手可能な金主砲。曲者揃いの金主砲の中ではかなりまともな性能をしている。DPSは406mm三連装砲MK6T3にやや劣るが、弾幕は火力を参照するので金装備の恩恵を受けることができる。

  • 試製410mm三連装砲

研究でのみ入手可能だが、こちらは徹甲弾。一部イベント海域などのセイレーンには刺さるが、現状優先される場面はあまり多くない。イベント海域EXステージではヘレナやセントーのタイミングに合わせることを考慮してこれを載せることもある。

副砲

火力値確保のため、できるだけ金装備を持たせてあげよう。

  • 試製152mm三連装砲T0

研究で入手できる徹甲弾砲。射程が長く、前衛が撃ち漏らした量産型をせっせと掃除してくれる。演習においては、攻撃側ならば相手前衛にも届くので採用されやすい。ただし高性能ゆえ軽巡にも持たせたいため、非常に悩ましいところ。

  • 155mm三連装砲T3

榴弾砲。箱から出る他、海域で設計図を集めることができるため、比較的入手性は良い。

金装備がなければ次の装備が候補となる。

  • 152mm三連装砲T3

榴弾砲だが、同じ名前の装備があるので注意が必要。扇状に射出されるため、画面の上下を走るボートも迎撃しやすい。

  • 152mm連装砲T3

徹甲弾だが、同じ名前の装備が他に二つも存在するので更に注意が必要。榴弾でも通常弾でもなく、徹甲弾である。

対空

対空に関しては特筆すべき性能ではないので、普通に良いものを持たせてあげればよい。

  • 113mm連装高角砲T3

説明不要のルンバ。射程と単発火力に優れる対空砲。余っているならこれでよい。

命中+10の補正値を持つ唯一無二の対空砲。特に戦艦であればこの命中補正はかゆいところに手が届くので、優先的に載せていいだろう。単発火力は低いものの、攻速が速いおかげでDPSで言えば高い部類に入る。難点は研究産で数が揃えられないことか。

その他
  • 高性能火器管制レーダーT0

ユニオンイベにて手に入る金装備。補正は火力と命中。だが、特筆すべきは特殊効果である「初回主砲の装填時間を15%短縮する」というもの。演習では先手を取るための装備として必須級。海域での優先度はやや下がるが、主力の攻撃速度調整などにも役に立つ。編成と相談して決めよう。

また、381mm連装砲改T0を持たせたモナークは、自身がノーダメージでもQEのバフ込みで赤城加賀(長門バフ込み)の二回目の航空攻撃に対して完全に先手を取れる。したがって演習では必須装備。また、赤城加賀に間に合うということはサウスダコタの盾にも間に合うということなので、ダコタでワシントンを庇う前にワシントンを沈めることができる。

  • SGレーダーT3

命中と回避を上昇させ、みゆ率を低下させる特殊効果を持つ装備。ステータス補正はどちらとも戦艦にとって嬉しいもので、困ったら載せておくの精神で問題ない。箱はもちろん、海域で設計図掘りもできるので揃えようと思えばそれなりに揃えられる。

戦艦垂涎の一品。補正値、特殊効果ともに優秀で、あるなら載せたい装備二種。特殊効果はいずれも主砲攻撃にのみ適用されるので、弾幕を主体とする本艦とはシナジーが効きにくい。基本的には一式の方が期待値で上回る。

  • 高性能対空レーダーT0応急修理装置T3消火装置T3

それぞれ高難度海域で必要になる装備たち。状況に応じて載せてあげよう。

編成

モナーク自体が頭おかしいくらい高性能なので、特別相性の良い艦船が存在するというわけではないことに注意されたし。

  • クイーン・エリザベス

本艦はロイヤル所属なので雑にQEを添えてよい。旗艦配置したいモナークにとって旗艦でなくても仕事をするQEの存在は非常に助かるのである。

  • アーク・ロイヤル

誰が呼んだかロイヤルのヤベー奴である。モナークとは減速仲間。ただし、普通に運用しようものならタイミングが合わないので、モナークの方で調整する必要がある。イベント海域EXなどで、モナーク弾幕で正面の敵を縫い付けてアーク・ロイヤルで封殺して流星拳を叩きこみ、QEのダメ押し砲撃……という一撃必殺のロマンを掲げるのも乙なものだろう。

  • 旗艦随伴、戦艦護衛、側面援護及び雪風

いずれもモナークの被ダメを軽減するスキルである。海域で主力単艦をする際に必要であれば編成しよう。